自分の農地を人に渡すということ

最近は農地の確保に勤しむ日々でした
やっと先週、農地の売買に応じてくださる方とお話しでき、「がんばれよ!」という言葉もいただけました
本当に涙ものでしたね、、、

正直青森に帰ってくる前は「じっちゃの傾斜地の農地をそのまま引き継げばOKだろ」という軽い考えだったのですが、実際に何度も農地に行ったり、他の農家さんの話を聞けば聞くほど、
この条件が不利な農地で今後生産拡大をするのは非現実的だと思うようになり、農地取得に奔走しておりました

私の場合は曽祖父からりんご農家を始めたということもあり、私は3代目に当たります(父は非農業従事者)
農地には曽祖父とじっちゃの想いが詰まっているとは思うのですが、
じっちゃから「いいんでないか」と言ってもらえたため、この意思決定を下しました

一方で私が取得する予定の農地にも、その方とそのご先祖様が代々受け継いできたものです
実際に地主の方とお話しした際にも、その想いを吐露されており、しっかりと受け止めさせていただきました

巷では農地の集約が必要とは言っていますが、その反面で中々自分1人の意志で農地を手放す決断ができないという側面もあるのだなと身に染みて感じましたね

話は少し変わりますが、最近家族ぐるみの付き合いをしていた知人が亡くなり、
その方が手を入れていたぶどう畑を手伝ってくれないかという話が入ってきました
こちらも園主の想いを引き継いで、しっかり世話をしてあげられたらなと思っています。

ただ単に業務の効率化を追い求めるだけでなく、
この人のこういう想いが土台にあって作物を作っているんだというのを大事にしていき、
消費者の方々にも伝えることができれば理想だなと思っています

おわり

青森県黒石市から発信中!
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