青森りんご物語 / Aomori Apple Story

春 Spring

桜が散り始めると、りんごの花が咲く季節です。

4月下旬、桜前線がようやく津軽へ到達するころに、津軽の野や山にも新たな芽吹きが訪れます。待ちに待った春の到来です。そして人々を魅了した津軽の桜が散り始めるころに、白いりんごの花もほころび始め農作業が本格化します。

りんごの花が咲くと、さっそく高品質なりんご生産のために摘花作業が始まります。やがて花は実となり摘花は摘果へとなっていきます。

初夏 Early summer

6月頃の摘果前のりんご 花から実になります。

6月頃のりんごです。花が実になりまじめます。

この頃に摘果作業を行います。数本生えるりんごの花(実)の真ん中を残してあとはつみ取ります。
良質なりんごを育てる重要な作業です。

一本一本手作業で行うので時間もかかります。かなり根気のいる作業です。
摘果作業中は実も徐々に大きくなっていくのがわかります。

夏 Summer

8月中旬ごろのりんご

7月初旬ごろには摘果作業を終え、徐々に実も大きくなりはじめます。この時期の作業といえは害虫や病気予防のための薬剤散布です。有袋栽培にはひとつひとつに袋をかけます。

8月中旬ごろには実も大きくなり、少し色付き始めるりんごもあります。早生品種のりんごは8月下旬頃からりんごの収穫が始まります。

初秋  Early Autumn

9月のりんご園の風景です。まだ夏の気配が色濃く残る9月ですが早生種のりんごの収穫が始まります。

「つがる」は早生品種の代表品種です。りんごの周りの葉を取り太陽光を浴びせて赤く色づけします。

りんご農家は収穫時期が重ならないように早めに収穫できる早生種から11月ごろ収穫の晩生品種を効率よく栽培するようにしてます。

冬 Winter

津軽の長く厳しい冬です。この厳冬の中でもりんごの木は枝をのばします。雪やぶをかき分けて剪定作業を行います。
高枝切りはさみで剪定しているところです。

当りんご園からは天気が良いと岩木山がくっきりみえます。小高い山地ですので四季を通して眺めはなかなかなものです。


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